会社に払い込んだ資本金って使って良いんですか!?

意外に知らない。資本金の使い道

会社に払い込んだ資本金。

これについて意外に多くの方が、

「資本金は金庫にしまっておかないといけない」
「資本金は使ってはいけない」

といったイメージを持っています。

でも、実際には違います。

資本金として払い込んだお金は、商品を買うため、人を雇うため等々、何に使っても構いません。

資本金は商売の元手になるお金です。

資本金として会社に払い込んだお金を元手に商品を買い、他の人に転売することにより利益を得る。

人を雇い、サービスを提供して利益を得る。

いずれにしても、商売の元手となる「資本金」を使わないと商売は成り立ちませんので、遠慮なく資本金を使っていきましょう。

資本金はいつから使っていいの?

会社を設立した際に、出資金が払い込まれた証拠として預金通帳のコピーを取ります。

純粋に手続的な面からいくと、この通帳のコピーを取った後ならば、いつでも資本金を引き出して構いません。

ちなみに、会社法が施行される前は、会社設立手続中しばらくは資本金を引き出すことはできませんでしたので、この点は会社法施行により大きく変わっています。

ただし、通帳のコピーをとった直後では、まだ、会社の設立登記は完了していない状態になります。
そして、会社設立登記前に会社としての活動をすると、税法上・会社法上、微妙な問題が出てくるケースもあります。

ですから、実際には、よほど早急に活動しなければいけない場合を除いては、会社設立登記を待った後に、資本金を使っていくのが無難だと思います。

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